ローンの毎月返済額の計算方法と繰上返済の効果

金融機関は金利と期間でローンを示しますが、実際に暮らしに響くのは毎月の返済額と、最終的に払う利息の総額です。どちらも一つの式から計算できます。式を知っておけば、契約前に条件を自分で確かめられます。

元利均等返済の計算式

住宅ローンや自動車ローンの多くは、毎月の返済額が一定の元利均等返済です。

返済額 = 借入額 × 月利 ÷ (1 − (1 + 月利)−回数)

月利は年利 ÷ 12です。毎月、残高に利息がかかり、返済額の残りで元金が減っていきます。

計算例

  • 自動車ローン 300万円・年3%・5年:毎月 53,906円、利息総額 約23.4万円。
  • 住宅ローン 3,000万円・年1.5%・35年:毎月 91,855円、利息総額 約858万円。

ローン返済シミュレーターなら返済予定表もすぐに確認できます。返済の初期は利息の割合が大きく、後半になるほど元金の割合が増えます。

毎月1万円の繰上返済をすると

自動車ローンの例で毎月1万円を上乗せすると、完済は60回から50回に縮まり、利息は約19.5万円に。約3.9万円の節約です。繰上返済した分はそのまま元金を減らし、その後ずっと利息がかからなくなります。35年の住宅ローンでは効果はさらに大きくなります。

繰上返済の前に、手数料の有無と「期間短縮型」か「返済額軽減型」かを確認しましょう。利息を多く減らせるのは期間短縮型です。

元金均等返済との違い

元金均等返済は毎月同じ額の元金を返す方式で、最初の返済額が大きく、徐々に減っていきます。住宅ローンの例では初回は約10.9万円ですが、利息総額は約789万円と、元利均等より約69万円少なくなります。

契約前のチェック

  • 毎月の返済額ではなく総返済額で比べる。期間を延ばすと返済額は下がっても利息は増えます。
  • 保証料、事務手数料、団体信用生命保険などの費用も含めて比較する。
  • 変動金利なら、金利が1〜2%上がった場合も試算しておく。

貯める側なら複利計算、複数の借入があるなら借金返済シミュレーターもどうぞ。

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